ちょっとした工夫

SL工場では1日の作業でコイルの乗せ換えを8〜10回以上行っています。
乗せるコイルは小さいもので100kg前後、大きいもので20t近い物を乗せ
変えています。コイルをセットするコイルカーはストレージタイプ(複数のコイル準備
が可能)なので横行のための車輪が付いていて不安定な部分があります。(グラグラする)
この少し不安定なコイルカーに20t近いコイルを乗せようとすると、コイルカーの
中心にしっかりとコイルの中心を合わせないとコイルカーが動いてしまい
コイルカーの脱線の原因となる事があります。
そこで、工場内のクレーンのレールにコイルがコイルカーの中心に乗せれるよう
マーキングを施しました。
クレーンをマーキングした位置に合わせればコイルの中心とコイルカーの中心が
簡単に合わせられるようになり乗せるコイルをしっかりとコイルカーに乗せる
ことができコイルカーの脱線などが無くなりなした。
またコイルカーの中心に乗せるために掛かっていた時間も減らすことができ
段取り時間の短縮にも一役買っています。

  レールに黄色いマークを設置
  クレーンの位置をマークに合わせる
  コイルカーの中心にセット

第一生産部 SL 狩谷